ストックホルム旅行
2019年8月28日~9月4日 Stockholm Trip 28th of August ~ 4th of September, 2019 |
Moderna Museet
ストックホルム近代美術館
Stockholm Museum of Modern Art
屋内案内図
前回から引き続き、ストックホルム近代美術館です。
このセクションは、スウェーデンの女性アーティストとその作品についてです。
Inside Map
Continuing from last section, about
This section is about Swedish female artists and their works.
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目次 / Contents
1) テキスタイル・アーティスト / Textile Artist
2)織機からコンピューター・グラフィックスへ / From Loom to Computer Graphics
3) 自分だけの部屋 / A Room of One’s Own
A . お金と彼女だけの部屋 / Money and a Room of Her Own
B. シグリッド・イェルテン / Sigrid Hjertén
C. "仕事場の装飾" / "Studio Interior" / Ateljéinteriör"
4) 自立 / Independent
1) テキスタイル・アーティスト / Textile Artist
ストックホルム近代美術館で、唯一の屏風の作品 (下の画像):
アンナ・キャスパーソン / Anna Casparsson (1861 - 1961) の作品で、彼女は刺繍で知られるスウェーデンのテキスタイル・アーティストです。
"おとぎ話 : リトルクロースとビッグクロース、小さなローザ, 人魚姫" (1947)
"Stories. Little Claus and Big Claus, The story of Little Rosa, The Little Mermaid" (1947)
"Sagor. Lillklas och Storklas, Sagan om lilla Rosa, Den lilla sjöjungfrun" (1947)
を見ました。
アンナ・キャスパーソン / Anna Casparsson (1861 - 1961) の作品で、彼女は刺繍で知られるスウェーデンのテキスタイル・アーティストです。
彼女は60歳を超えて刺繍を始め、ビーズ、レース、スパンコールを組み込んだ型破りな技法を産み出しました。
この手法は、ガムラスタン (旧市街地) のガラスオーナメントの作家、
JANNA KREUTE : ★さんが使用していました。
彼女は、2013年からお店のガラス製品、その他を制作 : ★し、店と隣のギャラリー : "1200 tals rum" Gallery を経営しています。
その他の作品の1つが、この手法を使用していました。
それを見たときに、珍しい手法だなと思いましたが、JANNA さんは、きっと、
アンナ・キャスパーソンに影響されていたのだと思います。
お店とJANNA KREUTEさんについては下記。
❸ - B 2019年8月29日 b) オーナメント - ガムラスタン - ストックホルム旅...
この手法は、ガムラスタン (旧市街地) のガラスオーナメントの作家、
JANNA KREUTE : ★さんが使用していました。
彼女は、2013年からお店のガラス製品、その他を制作 : ★し、店と隣のギャラリー : "1200 tals rum" Gallery を経営しています。
その他の作品の1つが、この手法を使用していました。
それを見たときに、珍しい手法だなと思いましたが、JANNA さんは、きっと、
アンナ・キャスパーソンに影響されていたのだと思います。
お店とJANNA KREUTEさんについては下記。
❸ - B 2019年8月29日 b) オーナメント - ガムラスタン - ストックホルム旅...
アンナ・キャスパーソンは、音楽、聖書の物語、民話、そして、
スウェーデンの作家、カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト /
Carl Jonas Love Almqvist (1793 - 1866) と
スウェーデンの画家、エルンスト・ジョセフソン / Ernst Josephson (1851-1906) に影響されました。
スウェーデンの作家、カール・ユーナス・ルーヴェ・アルムクヴィスト /
Carl Jonas Love Almqvist (1793 - 1866) と
スウェーデンの画家、エルンスト・ジョセフソン / Ernst Josephson (1851-1906) に影響されました。
彼女は最初に1945年に作品を発表し、1960年にはストックホルム近代美術館で展覧会をしました。
彼女は、ターシャ・テューダー (1915 - 2008) を思い起こさせます。
アンナ・キャスパーソンにもターシャ・テューダーにも、元気つけられる気がします。
彼女は、ターシャ・テューダー (1915 - 2008) を思い起こさせます。
アンナ・キャスパーソンにもターシャ・テューダーにも、元気つけられる気がします。
屏風
"おとぎ話 : リトルクロースとビッグクロース、小さなローザ, 人魚姫", 1947
アンナ・キャスパーソン (1861 - 1961) 作
四つ折りの屏風に刺繍と布を張った布地へ絵取る。
Folding
"Stories. Little Claus and Big Claus, The story of Little Rosa, The Little Mermaid"1947
"Sagor. Lillklas och Storklas, Sagan om lilla Rosa, Den lilla sjöjungfrun", 1947 : ★
By Anna Casparsson (1861 - 1961)
Painting on fabric with embroidery and
application stretched on a four-part folding screen
147 cm x 64 cm x 4
|
Textile Artist
I saw the only piece of folding screen in the Stockholm Museum of Modern Art , above :
"Stories. Little Claus and Big Claus, The story of Little Rosa,
The Little Mermaid" (1947)
The Little Mermaid" (1947)
"Sagor. Lillklas och Storklas, Sagan om lilla Rosa, Den I saw "lilla sjöjung frun" (1947).
It is by Anna Casparsson (1861 - 1961) and she was a Swedish textile artist, known for her embroidery.
She started embroidering over the age of 60 and developing an unconventional technique incorporating beads, lace, and sequins.
JANNA has been producing glassware and other products : ★ in the shop and runs the shop and the gallery next door : "1200 tals rum" Gallery since 2013.
One of her other products used this technique.
When I saw it, I thought it was an unusual method, but I think JANNA was surely influenced by Anna Casparsson.
About the shop and her, below.
Anna Casparsson was inspired by music, Bible stories, and folk stories, and by a Swedish writer, Carl Jonas Love Almqvist (1793 - 1866) and a Swedish painter,
Ernst Josephson (1851-1906).
Ernst Josephson (1851-1906).
She first showed work in 1945, and in 1960 there was an exhibition at the Stockholm Museum of Modern Art.
She reminds me of Tasha Tudor (1915-2008).
I feel encouraged by both Anna Casparsson and Tasha Tudor.
アンナ・キャスパーソン / Anna Casparsson (1861 - 1961) 画像は下記より / This from below ★ |
2) 織機からコンピューター・グラフィックスへ
From Loom to Computer Graphics
From Loom to Computer Graphics
シャーロット・ヨハネソン / Charlotte Johannesson (1943 ~ ) は、織物 (織機) に
よって作品を制作していたようですが、CG (コンピューター・グラフィックス) へ
移行しました。
よって作品を制作していたようですが、CG (コンピューター・グラフィックス) へ
移行しました。
シャーロット・ヨハネソン (1943 ~ ) は、CGで作品制作をした、スウェーデンで最初の女性です。
シャーロット・ヨハネソン について、美術館のサイトでは、
シャーロット・ヨハネソン について、美術館のサイトでは、
"織機からコンピュータグラフィックスへの移行は、シャーロット・ヨハネソンに
とって大きな一歩ではありませんでした。
とって大きな一歩ではありませんでした。
どちらもドットから画像を作成します。
1805年、パンチカードを備えた ジョセフ・マリー・ジャカール (1752 - 1834) の
ジャカード織機が、最初のコンピュータと見なされています。 "
と説明されています。
私は織物の町 (桐生市) で育ったので、'ドットから画像を作成' することと 'パンチカード' を思い浮かべることができましたが、一般の方はどうなのでしょう?
また、初期のCG制作のドキュメント番組の中で、立体の計測の点がCGの元データになっていました。
最先端のCGの初歩作業は、結構、手数がかかるものなのだとびっくりしたことを覚えています。
なんとなくですが、シャーロット・ヨハネソンが違和感を持たず、織機からCGへ移行して行ったことがわかる気がします。
ストックホルム近代美術館が所蔵している彼女のCG作品では、内容、テーマにはあまり変化がなく、描く道具が変わっただけ、表現方法が変わっただけと思います。
アーティスト本人もそう思っていると私は理解しています。
1805年、パンチカードを備えた ジョセフ・マリー・ジャカール (1752 - 1834) の
ジャカード織機が、最初のコンピュータと見なされています。 "
と説明されています。
私は織物の町 (桐生市) で育ったので、'ドットから画像を作成' することと 'パンチカード' を思い浮かべることができましたが、一般の方はどうなのでしょう?
また、初期のCG制作のドキュメント番組の中で、立体の計測の点がCGの元データになっていました。
最先端のCGの初歩作業は、結構、手数がかかるものなのだとびっくりしたことを覚えています。
なんとなくですが、シャーロット・ヨハネソンが違和感を持たず、織機からCGへ移行して行ったことがわかる気がします。
ストックホルム近代美術館が所蔵している彼女のCG作品では、内容、テーマにはあまり変化がなく、描く道具が変わっただけ、表現方法が変わっただけと思います。
アーティスト本人もそう思っていると私は理解しています。
シャーロット・ヨハネソン, 2019
ストックホルム近代美術館 、 "Mud Muses" 展にて 展覧会のタイトルは、ロバート・ラウシェンバーグ(1925 - 2008)の インスタレーション: "「Mud Muse」 : ★に由来しています。 Charlotte Johannesson, 2019 At "Mud Muses" at the Museum of Modern Art The title of the exhibition is Robert Rauschenberg (1925 - 2008),
Installation: "Mud Muse": ★.
画像は下記より / This from below
★ |
From Loom to Computer Graphics
Charlotte Johannesson (1943 ~) seems to have been making works with a woven fabric (loom machine), but it has moved to CG (computer graphics).
Charlotte, along with her husband, Sture Johannesson (1935 - 2018), created works of art using a computer.
Charlotte Johannesson was the first Swedish woman to use computers in her art.
According to the museum website about Charlotte Johannesson,
"Going from the loom to Computer Graphics (CG) was not an enormous step for Charlotte Johannesson.
Both build pictures from dots.
Joseph-Marie (1935 - 2018) Jacquard’s loom with punch cards from 1805 is considered to be the first computer."
Since I grew up in a town specializing in textiles (Kiryū City), I was able to think of 'build pictures from dots' and 'punch cards', but what about general people?
Also, in the documentsry program of the early CG production, the point of three-dimensional measurement was the original data of CG.
I remember that I was surprised to find that the most advanced CG elementary work is quite time-consuming.
Her CG works, which are owned by the Museum of Modern Art in Stockholm, do not change much in content and theme, I think that the tools used for drawing have changed and the way of expression has changed.
I understand that the artist herself thinks so.
Joseph-Marie (1935 - 2018) Jacquard’s loom with punch cards from 1805 is considered to be the first computer."
Since I grew up in a town specializing in textiles (Kiryū City), I was able to think of 'build pictures from dots' and 'punch cards', but what about general people?
Also, in the documentsry program of the early CG production, the point of three-dimensional measurement was the original data of CG.
I remember that I was surprised to find that the most advanced CG elementary work is quite time-consuming.
Her CG works, which are owned by the Museum of Modern Art in Stockholm, do not change much in content and theme, I think that the tools used for drawing have changed and the way of expression has changed.
I understand that the artist herself thinks so.
"安全性"、1981 - 1986
シャーロット・ヨハネソン (1943 ~ ) 作
オリジナルの CGアート
私は彼女の作品ではこの作品が一番好きです。
"Safety", 1981 - 1986 : ★
By Charlotte Johannesson (1943 ~)
Original CG Art
13.5 × 17 cm I like this work the most in her work.
画像は下記より / This from below
|
シャーロット・ヨハネソンの作品 額入りがCG作品です。 Works by Charlotte Johannesson Framed are CG works. |
"Achtung / 注意", 1976
シャーロット・ヨハネソン (1943 ~)作
テキスタイル "Achtung / Caution", 1976
By Charlotte Johannesson (1943 ~)
Textile 134 × 100,5 × 2,9 cm
画像は下記より / This from below
★ |
"タペストリー"Achtung"は、クリスティーナ・ヨハネソン ('シャーロット' 表記の誤りではないかと思う) と夫のスチュール・ヨハネソンとともに、1976年に
クルトゥールフセット(文化の家 / House of Culture ) で行われたスキャンダラスな展覧会のために制作されました。
クルトゥールフセット(文化の家 / House of Culture ) で行われたスキャンダラスな展覧会のために制作されました。
この展覧会は、ドイツのジャーナリストのウルリケ・マインホフ (1934 - 1976) に捧げられたもので、彼女は、赤軍派閥(RAF)の共同創設者として、ペンを武器(武力)に変えたのです。(彼女はテロリストでした)
タペストリーの個人ID番号は、個人データの収集を通じて政府の影響力の拡大に異議を唱えた当時の議論に言及しています。
個人データの保管に関する公衆の懸念の結果として、スウェーデンのデータ保護機関は、この種で世界初の政府機関として1973年に設立されました。"
According to the museum website about "Achtung",
"The tapestry “Achtung” was made for a scandalous exhibition at Kulturhuset (House of Culture ) in 1976, with Christina Johannesson (I think it's a mistake in the notation of 'Charlotte') and her husband, Sture Johannesson.
The exhibition was a tribute to the German journalist Ulrike Meinhof (1934 -1976), who exchanged her pen for weapons as co-founder of the Red Army Faction (RAF). (She was a terrorist)
The personal ID number in the tapestry referred to a debate at the time challenging the government’s growing influence through collection of personal data.
As a result of public concern about personal data storage the Swedish Data Protection Authority was established in 1973, as the world’s first government body of this kind."
3) 自分だけの部屋 / A Room of One’s Own
A . お金と彼女だけの部屋 / Money and a Room of Her Own
"自分だけの部屋" / "A Room of One’s Own"は、
英国の作家のヴァージニア・ウルフ (1882 - 1941) のエッセイ
『自分だけの部屋』: "A Room of One's Own"
(初版1929 / 日本語版2013 / みすず書房 /
『自分ひとりの部屋』2015 / 平凡社ライブラリー)
にちなんで名付けられたギャラリーで、フェミニズムと女性アーティストの歴史に根ざした作品が集められています。
エッセイのタイトルは、
"女性が小説を書くにはお金と自分の部屋がなければならない"
というウルフの概念に由来しています。
ウルフの概念は、女性の経済の自立と自分だけのスペースの確保だと私は理解しています。
ウルフの時代の文学界は、男性に支配されていた世界で、女流作家は公私共々に渡り、男性にはない困難さ(苦労)があったのだと思います。
当時、'女性はこうであるべし!'という役割があり、しれは男性の要望によって成り立っていたのです。
その問題は、文学界だけでなく、芸術の世界でも、ビジネスの世界でも、同様に存在していたに違いありません。
また時を経て、各領域で、問題解決され始めてはいますが、現在でも、確実に存在しているように思います。
そう思うのは私だけでないので、このギャラリーができたのでしょう。
ギャラリーでは、スウェーデンの20世紀の女性アーティストの作品をみることができます。
その中の1つ、"仕事場の装飾" / "Studio Interior" / Ateljéinteriör" [1916 / シグリッド・イェルテン / Sigrid Hjertén (1885 - 1948) 画] を私は撮影していました。
Money and a Room of Her Own
"A Room of One’s Own" is a gallery named after an essay of
a British writer, Virginia Woolf in 1929 :
"A Room of One's Own" (1929 )
with works rooted in the history of feminism and female artists.
The title of the essay comes from Woolf's conception that
"a woman must have money and a room of her own if she is to write fiction."
I understand that Woolf's concept is female's economic independence and securing their own space.
I photographed one of them, "Studio Interior" / Ateljéinterioriör" (1916)
by Sigrid Hjertén (1885 - 1948).
A . お金と彼女だけの部屋 / Money and a Room of Her Own
"自分だけの部屋" / "A Room of One’s Own"は、
英国の作家のヴァージニア・ウルフ (1882 - 1941) のエッセイ
『自分だけの部屋』: "A Room of One's Own"
(初版1929 / 日本語版2013 / みすず書房 /
『自分ひとりの部屋』2015 / 平凡社ライブラリー)
にちなんで名付けられたギャラリーで、フェミニズムと女性アーティストの歴史に根ざした作品が集められています。
エッセイのタイトルは、
"女性が小説を書くにはお金と自分の部屋がなければならない"
というウルフの概念に由来しています。
ウルフの概念は、女性の経済の自立と自分だけのスペースの確保だと私は理解しています。
ウルフの時代の文学界は、男性に支配されていた世界で、女流作家は公私共々に渡り、男性にはない困難さ(苦労)があったのだと思います。
当時、'女性はこうであるべし!'という役割があり、しれは男性の要望によって成り立っていたのです。
その問題は、文学界だけでなく、芸術の世界でも、ビジネスの世界でも、同様に存在していたに違いありません。
また時を経て、各領域で、問題解決され始めてはいますが、現在でも、確実に存在しているように思います。
そう思うのは私だけでないので、このギャラリーができたのでしょう。
ギャラリーでは、スウェーデンの20世紀の女性アーティストの作品をみることができます。
その中の1つ、"仕事場の装飾" / "Studio Interior" / Ateljéinteriör" [1916 / シグリッド・イェルテン / Sigrid Hjertén (1885 - 1948) 画] を私は撮影していました。
『自分だけの部屋』(1929)
ヴァージニア・ウルフ作
初版の表紙
表紙 : ヴァネッサ・ベル (1879 - 1961) 画
"A Room of One's Own" (1929) By Virginia Woolf (1882 - 1941)
First Edition Cover
Cover by Vanessa Bell (1879 - 1961)
画像は下記より / This from below |
Money and a Room of Her Own
"A Room of One’s Own" is a gallery named after an essay of
a British writer, Virginia Woolf in 1929 :
"A Room of One's Own" (1929 )
with works rooted in the history of feminism and female artists.
The title of the essay comes from Woolf's conception that
"a woman must have money and a room of her own if she is to write fiction."
I understand that Woolf's concept is female's economic independence and securing their own space.
I think that the literary world in the era of Woolf was a world ruled by men, and there were a lot of difficulties both officially and privately for female writers which men do not have.
At that time, there was a role of 'Women should be like this!', and it was fulfilled at the request of men.
The problem must have existed not only in the literary world, but also in the arts and business worlds alike.
Over time, problems have begun to be resolved in each area, but I think it still exists today.
I'm not the only one to think so, so many think that this gallery should have been created.
In the gallery, you can see the works of Swedish 20th century female artists.
I photographed one of them, "Studio Interior" / Ateljéinterioriör" (1916)
by Sigrid Hjertén (1885 - 1948).
B. シグリッド・イェルテン / Sigrid Hjertén
シグリッド・イェルテンは、スウェーデンの近代絵画家でした。
彼女が存命中は、辛辣な表現での批判が多くありましたが、今日では、イェルテンはスウェーデンの近代美術の主要人物とされています。
イェルテンは、1910 〜11年、パリのアンリ・マティス (1869 - 1954) の学校で学んでいます。
彼女は定期的に作品制作をし、106回、展示会に参加しています。
30年間アーティストとして働いた後、統合失調症のためにしたロボトミーの手術の失敗、合併症で亡くなりました。
シグリッド・イェルテン
(1885 - 1948) Sigrid Hjertén (1885 - 1948)
画像は下記より / This from below
★ |
Sigrid Hjertén
Sigrid Hjertén was a Swedish modernist painter.
While she was alive, there were many criticisms with bitter expressions, however,
today, Hjertén is considered a major figure in Swedish modernism.
Hjertén studied at an academy of Henri Matisse (1869 -1954) in Paris 1909-10.
Periodically she was highly productive and participated in 106 exhibitions.
She worked as an artist for 30 years before dying of complications from a botched lobotomy for schizophrenia.
C. "仕事場の装飾" / "Studio Interior" / Ateljéinteriör"
仕事場の装飾"は、イェルテンが彼女の時代にいかに過激であったかを示しています。
この絵は、アーティスト、女性、母親として彼女が果たしていた社会的役割を表しています。
それは、異なる世界での異なるアイデンティティを説明しています。
この作品は、現代のジェンダー研究に基づく新しい解釈を近年生み出し、アーティストの私生活に関する情報を明らかにする斬新な絵画です。
"仕事場の装飾" / "Ateljéinteriör", 1916
シグリッド・イェルテン / Sigrid Hjertén (1885 - 1948) 画
176 × 203 cm
この作品は、イェルテンの最も象徴的な作品の1つとされています。
手前では、魔性の女 (ファム・ファンタール) が、
この女性は、イェルテン 分身です。
右の男性は、おそらく
右隅に息子イヴァンが描かれています。
"Studio Interior" / "Ateljéinteriör",1916
By Sigrid Hjertén (1885 - 1948)
176 × 203 cm
This work is considered one of Hjertén's most iconic works.
In the foreground, a femme fatale is leaning against
an artist, Nils Dardel (1888-1943).
This fatale is a Hjertén alter ego.
Her son, Ivan is in the right corner.
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"Studio Interior" / Ateljéinteriör"
Studio Interior" shows how radical Hjertén was for her time.
This picture depicts the social roles she played as an artist, woman and mother.
It describes different identities in different worlds.
The work is a daring painting that has given rise in recent years to new interpretations based on contemporary gender studies and reveals information about the artist's private life.
アイザック・グリューネヴァルト / Isaac Grünewald (1889 -1949)。
二人は、イェルテンの頭越しに会話をしています。
彼女は男性が支配するモダニストの輪の中で女性と画家です。
彼女の無表情とかしこまった姿勢にイェルテンの居心地の悪さへの訴えと
自虐的な気持ちの両方が感じられます。
Hjertén is sandwiched between two men.
The two are talking over Hjertén 's head.
She is a woman and painter in a male-dominated circle of modernists.
Both her expressionlessness and her upright attitude make me
feel both Hjertén's uncomfortable state and self-deprecating feeling. |
"ジプシーの女" も 'ヌードモデル' も、古典的な女性の象徴として描かれ、手前には魔性の女 (ファム・ファンタール) が描かれ、その全てが当時のイェルテンを表しているのでしょう。
Both the "Gypsy Woman" and the 'Nude Model' are depicted as classic women's symbols, and in the foreground is the femme fatale, all of which may represent Hjertén at the time.
4) 自立 / Independent
ほんの少しながら、スウェーデンの女性アーティストについて、知ることができました。
コツコツとした地道な働きぶりの下に、強い信念や思いを感じます。
こうした女性アーティストが埋もれず、表舞台に上がってきていることが素晴らしい!
一人一人の女性が自立した精神を持っている、または、自立心が育つように教育される土壌がスウェーデンにはあるのではないかと思います。
スウェーデンの男女平等が他の国よりも成り立っているのも、女性の自立心が強いからなのかもしれません。
Independent
Though it is just a little bit, I was able to find out about Swedish female artists.
I feel there are strong beliefs and feelings under their steadily working.
It is wonderful that these female artists are not buried and are on the front stage.
I think there is a foundation in Sweden where each woman has an independent spirit or is educated to develop independence.
Gender equality may be more established in Sweden than in other countries because women are more independent.
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