2020年8月9日日曜日

⓱ - B 2019年9月1日 ストックホルム近代美術館 (屋外 - B) - ストックホルム旅行 / Stockholm Museum of Modern Art (Outside - B) - Stockholm Trip, 1st of September, 2019

ストックホルム旅行
2019年8月28日~9月4日

Stockholm Trip
28th of August ~ 4th of September, 2019


Moderna Museet
ストックホルム近代美術館
Stockholm Museum of Modern Art 
公式サイト:  (英語)
Official Website : 

目次 / Contents
1) 111 / 1 and 11
    A. パンフレット / Leaflet
    B. ダン・グラハム / Dan Graham
    C. アレクサンダー・カルダー /  Alexander Calder 
2) 記念碑 / Monument 
    A. レーニン記念碑  / Lenin Monument 
    B. スケップスホルメン教会 / Skeppsholmen Church




1) 1と11 / 1 and 11
A. パンフレット / Leaflet
ストックホルム近代美術館が屋外展示に重きを置いていることが、素敵な 
'屋外パンフレット' そのものでもわかります。

美術館の方針でもあるでしょう。

また、小さな島であることで、警備は、盗難というよりも、作品への危害予防の意味で、容易であるからではないかと察します。

近代美術館野外展示のパンフレット 
(B5サイズ) / 屋外作品のサイト  (英語)

Leaflet of the Museum of Modern Art Outdoor Collection 
(B5 size) / Outdoor Collection Website : ★ 

広げるとB2サイズになります。
ニキ・ド・サンファル (1930 - 2002)のファンの私にとっては、
嬉しいパンフレットです。

Expand to B2 size.
This is a lovely leaflet for me as a fan of  Niki de Saint Phalle (1930-2002).

1~ 14番までの野外作品が紹介されています。
私達は4つだけ見ることができました。
地図 / Map →

The outdoor works from 1 to 14 are introduced.
We could only see four
.
 Leaflet
I can see that  Stockholm Museum of Modern Art (Moderna Museet) emphasizes their outdoor exhibition by 'Leaflet of Art Outdoor Collection'.

It may be the policy of the museum.

I also think that because it is a small island, security is easier in terms of preventing harm to the work, rather than theft.




B.ダン・グラハム / Dan Graham
ダム・グラハム  /  Dan Graham (1942 ~) は、アメリカのアーティスト、作家、学芸員で、現在はNY在住です。

彼は当初、学芸員の立場でアート界に参加し、のちに、自分も作家、アーティストとして活動を始めます。

現代アート作品は、一から作品を作り出す創作の姿勢でなく、自分の思想、概念に基づいて、既存の製品を使用したり、製品のコピーをしたりするものが圧倒的に多いと私は理解しています。

なので、学芸員としてアートを勉強した人は、自分の手で何かを作り出す技量がなくとも、アイディアさえあれば、その人は創作者として成り立つのだと思います。

そして、現代アートの学芸員は、手による創作よりも、既存の製品を利用した、または元にした作品を好む傾向にあると思います。

元々、現代アートは、'アイディア勝負' ですしね。

私もその傾向の作品は好きです。

ですが、最近は、その方向の作品が多すぎるような気がします。

形としては違うけれども、アイディアが同じで、表現方法も似ているので、現代アート作品ではないように感じ、以前のように、素直に好き!と言いづらくなっています。



 1  : "パビリオンの彫刻作品 II" / ダン・グラハム 
美術館入り口前に設置されています。
私はこのアーティストを初めて知りました。

  1    "Pavilion Sculpture II" by Dan Graham 
It is installed in front of the museum entrance.
It was first time I knew of this artist.

私と夫Rはこの作品の鏡の面白さ、混乱を楽しみました。
体験型の作品も最近の現代アートも特徴です。
その規模もだんだん拡大化していて、
この作品は今となっては小型と言えます。

I and my husband R enjoyed the fun and confusion of the mirror in this work.
Features of recent contemporary art are experience style works.
The scale is gradually expanding, and it can be said that this work is now small.

"1960年代以来、ダン・グラハムは鏡と窓ガラスで作られた
パビリオンで有名です。
 パビリオンの彫刻作品 II の構造は、私達が見ているものが
建物であることをあらゆる点で暗示しています。
それでも、建物とは正反対です。
天井がなく、寒さから身を守りません。
それは閉鎖されていず、外部の脅威から私達を守ることはできません。
鏡は周囲を反射し、目を混乱させます。
構築と設定の境界がぼやけています。"

Dan Graham
Dan Graham (1942 ~) is an American artist, writer and curator currently living in NY.

Initially, he joined the art world as a curator, and later he started working as a writer and artist.

I understand that contemporary art works are overwhelmingly the ones that use existing products or copy products based on their own thoughts and concepts, rather than the creative attitude of creating works from beginning.

Therefore, I think that a person who studied art as a curator can be a creator even if he does not have the skill to create something with his own hands, as long as he has an idea.

And I think curators of contemporary art tend to prefer works that are using or based on existing products, rather than being made by hand.

Originally, contemporary art is an "idea contest".

I like the works that have that tendency.

However,  these days, I feel that there are too many works in that direction.

Although the shapes are different, the ideas are similar and the expression methods are similar, so I feel that it is not a contemporary art work, so it's hard to say, 'I like it' as 
easily as before! 





C. アレクサンダー・カルダー / Alexander Calder 
私は、アレクサンダー・カルダー (1898 - 1976) がかなり好きです。

カルダーは随分前から好きでしたが、 11    "4つの要素"の説明で、初めて、
"彼は、機械工学の勉強をしてエンジニアとなったけれどもが、航海中、星を勉強した時に、アーティストになることを決めた"
という、ロマンチックな逸話を知りました。

Wikiでは下記のように説明されています。
"19226月、彼は客船『H.F.アレクサンダー号』のボイラー室の機関士になった。
ニューヨークからパナマ運河を通りサンフランシスコに向かう船のデッキで、
彼はある朝早く、大海原の水平線の上で昇る太陽と沈む満月が向かい合う様を見て
霊感を受け、かねてから関心を持っていた天体の運行の不思議に心を打たれたという。
このことが彼を芸術家に導くことになった。
彼は1966年に出版した自伝でこう回想する。
『それはグアテマラ沖の穏やかな海の朝早くだった。
巻いたロープの束を寝台代わりに横になっていたら、水平線の一方に燃えるような赤い朝日が昇り始め、もう一方の側に月が銀のコインのようになっているのを見た。』"

私は、カルダーをもっと好きになりました。
 11   :  "4つの要素",1961  / アレクサンダー・カルダー 作
  11     ”The Four Elements”, 1961 by Alexander Calder 


Alexander Calder 
I really like Alexander Calder (1898 - 1976).

I have loved Calder for a long time, but for the first time,  I found out about a romantic anecdote in the explanation about   11   'The Four Elements', below.
"Alexander Calder graduated in engineering but decided to be an artist when studying the stars while on a boat journey."

It is explained in the Wiki, below,
 "In June 1922, Calder took a mechanic position on the passenger ship H. F. Alexander. 
While sailing from San Francisco to New York City, Calder slept on deck and awoke one early morning off the Guatemalan Coast and witnessed both the sun rising and the full moon setting on opposite horizons. 
He described in his autobiography, 
'It was early one morning on a calm sea, off Guatemala, when over my couch—a coil of rope—I saw the beginning of a fiery red sunrise on one side and the moon looking like a silver coin on the other.' "

I love Calder more.





2) 記念碑 / Monument 
A.レーニン記念碑  / Lenin Monument 
ビョルン・レーヴィン (1937 - 2009) は初めて聞く名前で、リサーチをしましたが、多くがスウェーデン語で、私にはあまり理解ができませんでした。

Björn Lövin (1937 - 2009 / Björn Yngve Lövin) this was the first time I heard his name and so did research, but mostly in Swedish, which I didn't really understand.

 11   "レーニン記念碑 1917413" / ビョルン・レーヴィン作
 11   "Lenin Monument April 13th 1917" by Björn Lövin 
"19174月の寒い日、レーニンはペトログラードに向かう途中、
ストックホルムに立ち寄りました。
ヨーロッパでは第一次世界大戦が本格化し、
ロシアでは革命の噂が流れていました。
訪問を記録した記者の写真で、
誰かがレーニンにXのマークを付けました。
彼は路面電車のある石畳のヴァサガタン通りに沿って歩いています。
レーヴィンの「レーニン記念碑」は、
路面電車と路面電車のレールの両方を再現し、
石畳の1つには、報道写真のようにXが付いています。
これは、通常の記念碑が人や行為を敬意を表するような
記念碑ではありません。
その代わり、それは本当の意味での記念碑です。"

ウレジミール・レーニン (1870 - 1924) は、スイス、チューリッヒで
ロシアでの二月革命 (1917) について知らされました。
彼は妻を含む32名のロシア人と '封印列車に乗り、
スイスのチューリッヒ、ドイツのベルリンザスニッツ Sassnitzに到着し、
スウェーデンのストックホルムを経由し、
フィンランドのトルニオそしてサンクトペテルブルクへ到着しました。
この記念碑は、この旅でのストックホルム下車を記録しています。

In Zurich, Switzerland, Vlezmir Lenin (1870-1924) was informed
about the February Revolution (1917) in Russia.
He traveled on the 'Sealed Train' with 32 Russians, including his wife, from Zurich in Switzerland via Berlin and Sassnitz in Germany, Stockholm in Sweden, Tornio in Finland and arrived in Saint Petersburg, Russia.
This monument records the stopping off in Stockholm on this journey.

手前は"レーニン記念碑 1917413
後ろは、スケップスホルメン教会

In front is "Lenin Monument April 13th 1917" 
Behind is the Skeppsholmen Church.




B. スケップスホルメン教会 / Skeppsholmen Church
ストックホルム近代美術館の敷地のように感じられるほど、美術館に隣接している、スケップスホルメン教会です。

建物の名前は、'教会'を残していますが、宗教的な役割はなく、20095月以来、建物は、スウェーデンの指揮者、エリック・エリクソン / Eric Ericson1918 - 2013) にちなんで、'エリック・エリクソン・ホール Eric Ericsonhallen' と呼ばれるコンサートホールになっています。 

この建物そのものが、記念碑であると思います。
スケップスホルメン教会
1849年建造
その島にちなんで名付けられたこの教会は、
スウェーデン王、カール14世ヨハン (1763 - 1844  / 在位 : 1818 - 1844) 
によって設立され、建築家フレドリク・ブロム / Fredrik Blom (1781 -1853)
によって設計されました。

Skeppsholmen Church
Built in 1849
Named after the Island, this church was founded
by  King Charles XIV John (1763 - 1844  / reign : 1818 - 1844) of Sweden
and designed by an architect  Fredrik Blom  (1781 -1853).
スケップスホルメン島 / Skeppsholmen Island
  : ストックホルム近代美術館  Museum of Modern Art / Moderna Museet
  : スケップスホルメン教会 / Skeppsholmen Church
画像は下記より / This from below

Skeppsholmen Church
The Skeppsholmen Church is adjacent to the Museum so that it feels like the site of the Museum of Modern Art, Stockholm.

The building's name remains 'Church', but has no religious role, and since May 2009 the building is a concert hall, called 'Eric Ericson hall / Eric Ericsonhallen' which was named after a Swedish conductor, Eric Ericson (1918-2013).

I think this building itself is a monument.


0 件のコメント:

コメントを投稿