2018年5月18日金曜日

❸2017年12月13日 - 2) 関西旅行 : 兵庫県立美術館 : B / Kansai Trip : Hyōgo Prefectural Museum of Art : B, 13th of December, 2017

目次 / Contents
1) 展覧会 / Exhibitions
    A. 大エルミタージュ美術展 / Great Hermitage Art Exhibition
    B. その他 / Others
2) 館長 / Director 


1) 展覧会 / Exhibitions
A . 大エルミタージュ美術展 / Great Hermitage Art Exhibition
兵庫県立美術館では、"大エルミタージュ美術展"が開催されていました。
美術館、公式サイト

"大エルミタージュ美術展"は、春に東京()、秋にこの美術館で開催されました。
サイト  / 



Great Hermitage Art Exhibition  

The "Great Hermitage Art Exhibition" was being held in Hyōgo Prefectural Museum of Art.
Museum Official Website : 

The Exhibitions were held in Tokyo () in spring and this Museum in autumn.


大エルミタージュ美術展
オールドマスター・西洋絵画の巨匠たち
2017103() - 2018114()
サイト  / 

Great Hermitage Art Exhibition
Old Master · Western Painting Masters
Tue.  3rd of October 3, 2017 – Sun. 14th of January, 2018
Website :  (only in Japanese, though you can see paintings)


サンクトペテルブルクは、レニングラード州州都で1917までロシア帝国 (1721 - 1917) 首都でした。

赤い点部分 : サンクトペテルブルク / Red Point Saint Petersburg
The Hermitage Museum is a national art museum in Saint PetersburgRussia.

Saint Petersburg is the capital of the state of Leningrad Oblast and was the capital of the Russian Empire until 1917.
ネヴァ川からのエルミタージュ美術館の建物群
左から、エルミタージュ劇場 – 旧エルミタージュ – 小エルミタージュ – 冬宮殿 (フユキュウデン) [または冬宮 (トウキュウ) / 新エルミタージュは旧エルミタージュの背後にある]

Hermitage Museum Complex from Neva River 
From left to right : Hermitage Theatre – Old Hermitage – Small Hermitage – Winter Palace (the "New Hermitage" is situated behind the Old Hermitage).
画像は下記より/ This from below



16世紀ルネサンス、1718世紀バロック、ロココの時代に活躍した、「オールドマスター」の絵画85点が展示されています。
「昔日の巨匠」を意味する「オールドマスター」とは、西洋美術の歴史において揺るぎない評価を得た作家たちのことです。




戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像
1760年代 油彩・カンヴァス
下記、ネットの説明文()を参照しました。
エカテリーナ2 (またはエカチェリーナ2世  / 1729 - 1796 / ロシア皇帝在位 : 1762 - 1796) の戴冠式は1762年、33歳の時で、以後30年以上の治世が続きます。
ロマノフ家(の皇帝)の双頭の鷲をあしらった豪華な衣装に身を包んでいます。
女帝の絵画なので、画家の視点は低く、
下から見上げるように描かれています。
濃い赤の頬紅はロココ時代 (18世紀) の流行でした。

Portrait of Ekaterina II Wearing the Coronation Robe
1760's, Oil painting on Canvas
Vigilius Eriksen (1722 - 1782)
I referred to the description in the website : 
The coronation ceremony of Catherine II (1729 - 1796 / r1762 - 1796) was in 1762
when she was 33 yeas old thereafter she reigned for more than 30 years.
She is dressed in gorgeous costumes
decorated treated with double-headed eagle of 
the Imperial Arms of the House of Romanov.
The painting is of the Empress and painted from a low point of view,
so it is painted to be looked up at from below.
Dark red rouge on her cheeks was typical of the Rococo era (18th Century).
画像は下記より / This from below


撮影用のセットが用意されています。
遊び心ですね。
そして、それを通してアートを身近に感じさせるのです。

A set for photography is prepared.
It is playful.
And through this people can feel familiar with art.

兵庫県立美術館
で、114日に池田 理代子(1947 -)氏のトークショーが行われました。

なぜ、池田 理代子氏が?と私は疑問に思いました。
池田 理代子氏といえば、『ベルサイユのばら』(1972-73)、次に
オルフェスの窓』(1975 -1981)でしょうか?

私は知りませんでしたが、池田 理代子氏の作品には上記の他に
女帝エカテリーナ(1983) がありました。

それで、彼女のトークショーが行われたのでした。

日本の漫画は、確実に日本文化の一つなのですね。

10月14日には、エルミタージュ美術館でロケをした、映画 "エルミタージュ幻想" [2002, 監督: アレクサンドル・ソクーロフ (1951-)]が、美術館で、3回、特別上映されました。
"エルミタージュ幻想"の公式予告動画 :

この映画は、96分間ワンカットの長回し撮影法とステディカム (カメラ安定支持機材) によって制作されています。
"Jotei Ecatherina : Empress Ekaterina" (1983)
By Riyoko Ikeda (1947 -) 
画像は下記より / This from below



DVDカバー / DVD Cover
 "エルミタージュ幻想"

画像は下記より / This from below



At the Hyōgo Prefectural Museum of Art, a talk show by Riyoko Ikeda (1947 -) was held on 4th of November, 2017.

Why, Riyoko Ikeda? ...I wondered.

Speaking of Riyoko Ikeda, she is most famous for a Manga, "The Rose of Versailles(1972-73), then next famous for "The Window of Orpheus"(1975 -1981)?

I did not know, but in addition to the above, there was 
"Jotei Ecatherina : Empress Ekaterina(1983) in Ikeda's works.

So, her talk show was held.

Japanese Manga is definitely one of Japanese culture, isn't it?

The film "Russian Ark" [2002, Director : Alexander Sokurov (1951 -)] , which was performed on location in the Hermitage Museum, was screened (3 times) on 14th October in this Museum.
Russian Ark - Official Trailer : 

This film was produced using a one-cut long-time taking method
using a single 96 -minute Steadicam sequence shot
会場入り口
入り口前には赤い絨毯が敷かれた階段があり、壁にはエルミタージュ美術館の写真の幕がかかり、展示に工夫が感じられます。
会場内も赤い壁に展示され、通常白い壁の展示に慣れていたので、新鮮さがありました。(これは東京会場でも赤い壁であると後から知りました)

Venue Entrance
Before the entrance there is a staircase with red carpets and above
there is a photograph of the Hermitage Museum of Art printed on a wall-hanging.
I could feel ingenuity by this diplay.
Also, inside the venue, the walls were painted red, 
and because I am used to displays on normal white walls, I felt there was freshness.
(I found out later that the walls were red even in the Tokyo venue.)
実は2010年にここに来た時は、安藤忠雄 (1941 -) 氏の建築した建物の空間を楽しみましたが、展示作品の仕方に不満がありました。

生意気に、学芸員の力不足だと思って、美術館をあとにしたのでした。

ですが、今回はさまざまな点に工夫やアイディアが感じられ、良くなったな〜と感じました。

展覧会には、思った以上に人が来ていて驚きました。

どこかで大々的に宣伝でもしているのかしら?と....。




Actually, when I came here in 2010, I enjoyed the space of the building designed by Ando Tadao (1941 -), but I was dissatisfied with how the works were displayed in exhibitions.

I was cheeky, I thought that the curator was insufficient and I left the museum.

However, this time I felt ingenuity and ideas in various points, I felt better.

I was surprised that more people came to the exhibition than I would have thought.

I wonder if they were promoting heavily somewhere? 
入り口横の壁にもエルミタージュ美術館の写真の幕がかかっていました。
これは、宮殿広場側の冬宮殿ですか?たぶん...
エルミタージュ美術館の本館です。

 Beside the entrance was another photograph of 
the Hermitage Museum of Art printed on a wall-hanging.
Is this the Winter Palace facing the Palace Square? maybe....
It is the main building of the Hermitage Museum.

真ん中は宮殿広場、下部は冬宮殿
宮殿広場には、アレクサンドル1 (1777 - 1825 / 在位: 1801 -1825) 
記念の円柱 アレクサンドルの円柱
両親から話され、エカテリーナ2世の手元で養育されました。
彼は、1812年ロシア戦役の際、
ナポレオン1 (1769 -821 / 在位 : 1804 - 1814, 1815)
追い返した皇帝でした。(本当は冬将軍のおかげ?)

Aerial view of the Palace Square, between the Winter Palace (bottom)
In the Palace Square is the Memorial Column of 
Alexander I (1777 - 1825 / r1801 – 1825) : Alexander Column.
Alexander I was the grandchild of Catherine II , separated from his parents,
 and raised at the hand of Catherine II.
He was the Emperor who pushed back
Napoléon Bonaparte [NapoleonI (1769 -821 / r1804 - 1814, 1815)] 
in the French invasion of Russia, 1812.
画像は下記より / This from below

B.その他 / Others
この展覧会には、様々なタイプの絵があり、こんな絵もこんな画家の作品 / )もと、バラエティーに富んでいて、とても楽しめました。

兵庫県立美術館では、この特別展の他、金山平三記念室、小磯良平記念室、
小企画:JAPAN KOBE ZERO の軌跡  
 特 集:絵画のふしぎ~県美・絵画・名品選~ 
近現代の彫刻展
安藤忠雄コーナー 
を一通り見ました。

"JAPAN KOBE ZERO の軌跡は、現代美術が神戸にいかに早くから根付いていたかを知る、私にとっては、良い展覧会でした。

こういう土壌が神戸の特色であると感じました。

別棟 ギャラリー棟の3階では、:自由美術協会主催の"第 81 回 自由美術展が開催されていましたが、こちらは殆ど入場者はいませんでした...気の毒...。

ギャラリー棟に入るのは初めてで、使いにくい安藤忠雄 (1941 -) の設計を感じました()

ですが、"安藤忠雄コーナー"は、非常におもしろく見ました。

使いにくくても、私は安藤忠雄氏の建築は好きなのです。


Others
There were various types of paintings by different painters(  / ) in the Exhibition and I enjoyed very much this Exhibition.

In addition to this special exhibition, there are three permanent exhibitions ; 
the Kanayama Hirasan Memorial Room, 
the Koiso Ryohei Memorial Room, 
Tadao Ando corner.

Plus small exhibitions : 
JAPAN KOBE ZERO's Track :  (only in Japanese, though you can see works and a short film)
Special Feature: Wonder of painting - Prefecture, painting, masterpieces selection:  (only in Japanese)
Modern Sculpture Exhibition.

Anyway I saw them in Hyōgo Prefectural Museum of Art.

Even though it's hard to use, I like the architecture of Ando Tadao.



"JAPAN KOBE ZERO's Track" was a good exhibition for me, knowing how early contemporary art was rooted in Kobe.

I felt that such an early interest is the characteristic of Kobe.

On the 3rd floor of the "Gallery Wings", "The 81st Free Art Exhibition" was held  by the host organization, 'Free Art Association', but there were almost no visitors here...sorry.

It was my first time to enter "Gallery Wings", I felt the design of Tadao Ando (1941 -) that was hard to use (Laugh).

But, the "Ando Tadao Corner" was very interesting.




2) 館長 / Director 
2010年に兵庫県立美術館を訪ねた時には、安藤忠雄氏の建築を見るのが一番の目的でした。
2010年訪問については下記

特別展示も常設展示も見ました。

そのとき、生意気に思ったのが、建物が新しくなり、天井も高くなり、贅沢な空間があっても、展示が古いままで、ちぐはぐな印象を受けました。

これは学芸員が古い感性であるからだと結論づけ、美術館をあとにしました。

ですが、今回訪れた時には、さまざまな点で、変化が見られ、学芸員の方が努力されたか、新しい方々が入ってこられたかしたのではないかしらと推測しました。

ですが、ずいぶんあとになって、館長が変わられ、蓑豊 (ミノユタカ / 1941 -)氏になったことを知りました。
蓑豊氏については複数のサイトがあります(下記)。
日本語 :  /  /  / 動画
英語 : 

蓑豊氏は、30年以上の海外生活経験を持ち、1995年、大阪市立美術館を立ち上げ、2004年に金沢21世紀美術館を立ち上げました。(蓑豊氏は金沢生まれ)
大阪市立美術館・公式サイト : 
金沢21世紀美術館・公式サイト : 

私が神戸を訪れたのは、2010年の秋でしたので、そのときすでに新館長になられていました。(20104月に就任)

ですが、美術館というのは、少なくとも1年前には企画、展示などは決まっていると聞きましたので、2010年秋では、まだ蓑豊氏の力は十分に反映されていなかったのではないかと思います。

20179月にベルギーの"ゲント現代美術館" / "Museum of Contemporary Art, Ghent" /
 "Stedelijk Museum voor Actuele Kunst"  : "S.M.A.K." に訪ねた際に、"雲を測る男" [ ヤン・ファーブル  (1958 ~) を見ました。
ゲント現代美術館 : S.M.A.K. の公式サイト : 

そのとき、金沢21世紀美術館にも"雲を測る男"があるのを知り、美術館の公式サイトにアクセスしました。

多くの美術館のサイトでは、母国語がまずあり、続いて英語や他の言語バージョンがありますが、その内容には開きがあるというのが、私の印象です。


ですが金沢21世紀美術館は、本語と英語がほぼ同様の内容を維持していたことに感動しました。


金沢21世紀美術館に行き、"雲を測る男"をぜひ見たいと思いました。

たまたま20183月に金沢へ行く機会を持て、金沢21世紀美術館を訪ねる事も"雲を測る男"を見ることもできました。

その訪問についてはのちのセクションで書きます。

私の中で、複数の美術館がリンクし、蓑豊氏の存在を知り、彼の力に感動しています。

"雲を測る男
ヤン・ファーブル  (1958 ~) は『昆虫記(1879 -1907) の作者、 
アンリ・ファーブル Jean-Henri Fabre (1823-1915)の曾孫 (ヒマゴ)です。
"ゲント現代美術館"(ベルギー)

"The man who measures the Clouds"
Jan Fabre (1958 ~) is the great-grandson Jean-Henri Fabre who
wrote "Souvenirs Entomologiques" ; 'insect notes' (1879 -1907).
"本作品は、『終身犯』(1961年 米国)という映画から着想を得て制作されました。
この映画は、監獄に入れられた主人公が独房で小鳥を飼い、鳥類学者となった実話に基づいています。
映画の終わりで研究の自由を剥奪された主人公が、「今後は何をして過ごすのか」と問われ、「雲でも測って過ごすさ」と答えましたが、作品のタイトルはその台詞に由来しています。
また、この作品は作家の身体を型どりしていますが、そこには、彼の兄の死を思い、制作されたという背景もあります。人間の生と死、そして、自然科学と「雲を測る」という詩的な行為など、様々な要素を併せ持つ作品です。"

According to a website of  21st Century Museum of Art, Kanazawa
about "The man who measures the Clouds"
"This work was inspired by Birdman of Alcatraz (1961, USA), a film based on the true story of a man who kept birds in his cell while imprisoned in solitary confinement and became an ornithologist. 
At the film’s end, when the man, who has been denied permission to continue his research, is asked about his future plans, he replies: “I am going to measure the clouds.”
 The artwork takes its title from this line. Although modeled after the artist himself, The Man Who Measures the Clouds also pays homage to his late twin brother. 
It is thus a work blending various elements—human life and death, natural science, and the poetic gesture of “measuring the clouds.”"
(The website of this museum was well organized, and the English version was almost entirely translated, all the sections are translated from Japanese to English.)


Director 
When visiting Hyōgo Prefectural Museum of Art in 2010, seeing the architecture of Tadao Ando was the primary purpose.
About the visit in 2010 below.

In 2010, I also saw a special exhibition and permanent exhibitions.

At that time, I felt displays did not match the building  which had been renewed, the ceiling became high, even though there were luxurious spaces, the exhibitions remained old and I got a disgusting impression.

cheekily concluded that this was because the curator has old-fashioned feelings and I left the museum.

However, when I visited this time, the museum has been changed in various ways, I guessed that the curators made new efforts or new curators had come in.

But much later I knew that Mino Yutaka (1941 -) has became the director of 
Hyōgo Prefectural Museum of Art.

Mino Yutaka was born in Kanazawa , Japan and has overseas living experience for over 30 years, after returning to Japan he was appointed the director of Osaka City Museum of Fine Arts in 1995, and the founding director of 21st Century Art Museum, Kanazawa in 2004. 
Osaka City Museum of Fine Arts・Official Website : 
21st Century Art Museum, Kanazawa ・Official Website : 

I visited Kobe in autumn 2010, so at that time he was already the new director. (Inaugurated in April 2010)

However, since I heard that art museums planed their exhibitions at least one year ahead, in autumn 2010, I think Mino Yutaka's power was not yet fully exercised.

Actuele Kunst"  : "S.M.A.K." in Belgium, in September 2017 and " I saw "The man who measures the Clouds" [by Jan Fabre (1958 -)].
S.M.A.K.'s Official website: 

At that time, I knew that there was also "The man who measures the Clouds" at the 21st Century Art Museum, Kanazawa, Kanazawa and accessed the official site of the museum.

In many museum sites, native language is first, followed by English and other language versions and contents of native language has distance from other languages, that is my impression.

However, in the Website of 21st Century Art Museum, Kanazawa the main language is Japanese and the English keeps the same contents and I was impressed.

I wanted to visit to the 21st Century Art Museum, Kanazawa and see their "The man who measures the Clouds".

By chance, I visited Kanazawa and the Museum and saw "The man who measures the Clouds" in March 2018.

I will write about that visit in a later section.

For me, several museums are linked, and knowing of Mino Yutaka, I am impressed by his power.

おまけ / Extra
兵庫県立美術館の隣の国際健康開発センタービル
周囲のビルが歪んで映っています。
フランク・ゲーリー (1929 -) の設計のようで面白いです。
Next door to Hyōgo Prefectural Museum of Art is 
the International Health Development Center Building.
The deformed reflections on the Building seem to have been 
designed by Frank Gehry (1929 -), it is interesting!


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